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みやはらたかおの
日記みたいなコーナーです。

 
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2016/10/31 25:00 赤い

この時期のピラカンサスは
とにかく赤い。

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2016/10/30 25:00 タカミューダ

いまさらだけど
バルミューダのトースターで焼いたパンがおいしいらしい。
どうも蒸気がポイントらしい。
ということで
霧吹きでぶしゅぶしゅと
パンの表面がしっとりするくらいまで
濡らしてから普通のトースターで焼いてみたらば
あら不思議。
外はカリッと、中はしっとりに焼けたではないか。
うちはバルミューダのトースターが出る前に買い替えたばかり。
当分これでいいだろう。
バルミューダは興味あるけれど
もう買ってしまった
置く場所がない
という方にはおすすめです。

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2016/10/29 25:00 フィリップ・ドゥクフレ「コンタクト」

フィリップ・ドゥクフレの「コンタクト」という
モダンバレエを観てきた。
https://youtu.be/kZ2mrcmuAIs
(これ以外にも長いヴァージョンのがあるので
 観る予定の人は映像は見ないで行った方がいいかも)
埼玉アーツシアターは遠かったけれど
最強の埼京線で行くと渋谷から30分。

モダンバレエでしかも「ファウスト」を題材としているというと
なんだか難しそうだけど
アルベールビルの冬期五輪のオープニングの演出や
シルクドソレイユにも関わっている人だから、とにかく楽しい。
舞台の袖にはアップライトピアノに
チェロにギターにキーボードがあって
音楽はほとんど生演奏。
楽しいコンサートでもあって
CDが欲しいなと思ったら
帰りに売っていたので買ってきた(写真)。

コンサートとして楽しめる以外にも
サーカス、ダンス、ミュージカルに
フランス人だから、もちろん笑いにエロティックな演出と盛りだくさん。
「コンタクト」というタイトルでピンと来た人もいるかもしれない。
ピナ・バウシュの出世作「コンタクトホーフ」からとっているらしい。
衣装や振り付けにピナ・バウシュっぽいところが確かにあった。
で、帰りにはピナ・バウシュ、懐かしの「カーネーション」のチケットを売っていて
近くにいた若者が「7000円は高いなあ」と悩んでいた。
バブルの頃には世界中からやたらとモダンバレエやらオペラやら呼んで
万単位のチケットだったので
「昔は一万円を軽く超えていたんだから、観れるんだったら無理してでも行きなさい」
と言いたかったが、よく考えてみると
ヨーロッパではその当時も安かったと聞いているし
日本の感覚がおかしかっただけだし
企業のメセナとか言って、協賛金で成り立っていただけなので
今の方がずっと普通なんだなと思った。
できれば海外のように安いシートをもっと作ってあげたら
若い人がもっと見に行って
ドイツみたいにモダンバレエで食べて行ける日本の若い人も
出て来るのかもなと考えたが
世界的に大学無償化になっている中、
奨学金ですら金利をとる国だから
それどころじゃないか。

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2016/10/28 25:00 まぜた音

まったく違うスタイルをを混ぜるといえば
フランク・オーシャンって人がいた。
アンビエントとR&Bなんていう
まったく混ぜられそうにない音を
見事にミックスして独自の音になっている。
静かなプリンスと言ってもいいアルバムは
ストリーミングでしかリリースしてないらしい。
AppleMUSICでも聞けるけど
なぜかYouTubeにはあまりアップされてない。
おじさんはCDで聞きたいのだが
そういうのはもう古いんだろうか。
困ったな。

blondっていうアルバムはおすすめです。
たぶんグラミー賞間違いなし。

https://youtu.be/zYbxMDeSgso

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2016/10/27 25:00 まぜるのこと

オリジナルなアイデアを見つけるのは難しい。
で見たことない物を作ることはできる。
異質なものを混ぜればいいのだ。
古いと新しい。
東と西。
時代の違い。
スタイルの違い。
異質なものを混ぜるから
変なものになることもあるけれど
うまく行くとおもしろい。
例えば昔のシェード付きのランプ。
古いランプはシェードが既に取り替えられていたり
シェード無しで安く売っていたりするので
同じ時代の同じスタイルで合わせるのもいいのだが
あえて違う時代やスタイルを組み合わせてみると
意外とうまくいく場合もある。
最初の写真は50年代のドイツのランプに70年代のイギリスのシェード。
2番目は日本の50年代のランプにフランスの50年代のシェード。
3番目は昔の時計の工具をランプに改造したものに
アメリカの戦前のベークライトのシェード。
こんなものでも世界に一つしかないとなると
かわいくて仕方ないのだ。

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2016/10/26 25:00 緑の背中

背中の上
というか
お腹の上が
緑の人。
帽子みたいにも見える。
和菓子みたいな質感。

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2016/10/25 25:20 駐車場猫

うちの駐車場に来る猫。
お友達になりたいわあ。

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2016/10/24 24:30 青い物

やたらと秋。
でも日差しはちょっと強い。
そんな青山の道ばたには
青い物が落ちていた。
青い物はこれでもかというくらい青く光っていて
でもそれでも誰も気がつかないのだった。

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2016/10/23 24:30 ヘリ子とプ太

ヘリコプターは
ヘリ・コプターではなくて
ヘリコ・プター
なんだそうだ。
今度からヘリコプターを見かけたら
「あ! ヘリ子だ」
と言うことにしよう。

「ヘリ子! ねえヘリ子ってば」
「なに? プ太」
「もう無視したらいやだって、いつも言ってるじゃない」
「男の子なんだから、そんな細かいことで、いじいじしないの!」
「だってヘリ子ってはスマホばっかりいじってるから」
「何? スマホに嫉妬?」
「嫉妬とかそういうんじゃないけど…」
「細かい男って嫌いよ」
「だって…」
「そういう事言っているからドローンに仕事を持っていかれるじゃない」
「あ、それ、気にしてたのに。言わない約束だったのに…」

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2016/10/22 24:30 横浜の野毛あたり

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2016/10/21 25:00 青山のジグモ

青山一丁目の本田本社の近くに
ジグモの巣を発見。
当たり前と言えば当たり前だけど
うれしかったので写真を撮った。
昔はこうやってジグモの巣を引っ張って
https://youtu.be/V4mJJMenpAc
遊んだものだ。
懐かしいなあ。

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2016/10/20 25:00 どくろのクモをしょった人が歩いているくらいのいい天気

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2016/10/19 25:00 平均律

バッハの平均律っていう名前は
いまとなってはあまりよい翻訳ではなかったみたいだが
よく調律された鍵盤曲っていうのも何だし
ウェルテンパードっていうのもかっこつけてるみたいだし
日本では平均律でいいことにしよう。
で、その平均律はチェンバロだったら、グスタフ・レオンハルトとか
ピアノだったらグレン・グールドなんか有名だ。
特にグールドのは火星探査機ボイジャーに搭載された
金のレコードに入っているくらいの名演奏。
しかしいろいろ聞いてみると
スヴャトスラフ・リヒテルって人のこの外版のCDがよいってことになる。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000026OHN/
しかーしこれ、いくらなんでもジャケットがださいし
とにかく汚い。
こんなに見ていたら目が腐る。
ってことで自分でデザインして入れ替えてみた。
きれいにはなったが
なんだかバッハっぽくない。
文字組も気になる。
近いうちにまた入れ替えることになるだろう。
と仕事もしないでまた無駄なことをしていて
また昔の事を思い出した。
中学や高校生のころはみんなカセットだった。
みんなFMレコパルとかの付録のレーベルをカセットに入れていて
ぼくだけオリジナルだったから
作ってくれとたのまれて作ってあげたこともあった。
絵を描いたり、マンガを描いたり
それはそれで楽しかったのだが
よく考えてみると年をとっても同じことをしてるなあと。
人間って結局いくつになっても変わらないものだ。
生まれ変わったらLPのデザインだけで食べて行ける時代になっているといいな。
時代を逆行するリインカネーションか?

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2016/10/18 25:40 太い秋

「太秋」という柿をいただいた。
ふとあきだとすると
「ちょっと、ふとあきー。
 ごろごろしてないで、おじいちゃん起こしてきて」
とお母さんに言われそうなので
たぶん、たしゅうと読むんだと思う。
富有柿と似た感じだが
表面のひび割れが特徴のおいしい柿。
熊本の柿だそうです。

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2016/10/17 25:45 どこかに通じている扉

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2016/10/16 22:30 横浜と浅草と九度山と

今日は三連ちゃん。
まず横浜で笹井さんの個展をみて
http://www.yukosasai.jp/news.html

そのまま浅草へ。
にっぽん文楽の公演は
寒かった去年の六本木とは比べ物にならないくらい快適だった。
ただ左隣の病院に反射した太棹(三味線)のこだまの音が
太鼓とかぶってしまって音響的にはちょっと残念。
でも二つ目の演目(壺坂観音霊験記 山の段)に合わせたように
舞台の真上にあがった月が
最後のシーンの谷底のおどろおどろしい背景にも合わせたように
まがまがしい雲を伴って流れていたのはなんとも感動的だった。
浅草寺のご本尊は観世音菩薩さまだから
この演目だったのかな、と終わってから気がついた。

急いで帰って録画で真田丸。
歌いながら舞台から消えていくという
サウンドオブミュージックへのオマージュのようなシーンがあって
古い映画が好きな三谷幸喜らしい演出も堪能できた。
充実した一日だったけど、疲れたよ。

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2016/10/15 22:30 ノーベルのお茶

ノーベル賞文学賞はおまけみたいなもので
平和賞はもともと政治的なものだから
誰がとってもいいと思うのだが
ボルヘスにはあげなかったのに
ボブには有りなのね。
https://youtu.be/2eyIZsQSDU0

ボブ・ディランとノーベル賞を単純に比べると
ボブ・ディランの方が人気がありそうだから
この受賞が話題になって
得をしたのはノーベル賞の方って気もするが
賞ってものは話題を提供するべきなので
世の中そんなものだろう。
しかし生物学賞がいまだに無いのはなんでだろう。
ノーベルが発明したダイナマイトみたいに
直接的に社会に貢献しない分野はだめなのか。
だから数学賞もないのか。
でも
ボブ・ディランがノーベル賞だったら
松本隆に萩原朔太郎賞をあげてもいいじゃないか
なんて、まったくどうでもいいことを電車に座って考えていたら
お茶を炒った香りがどこからともなくやってきて
どうも隣のおじいさんらしい。
こんな時期になんでだろうと
まじまじと見ていたら昔の映像がよみがえってきた。
実家で一家総出でお茶を作っていた頃の
大きな浅めの五右衛門風呂みたいな釜とか。
(うちの緑茶は蒸さないで炒っていたのです)
お茶を上手に揉む親父さんの太い指とか。
子どもが手伝っても炒りたてのお茶は熱かったなあとか。
土間にひいた竹の敷物がお茶の緑に染まっていたなあとか。
そんな遅い秋はちょっと寒いのです。
なぜか動いている電車のエアコンの風に吹かれて
青山の風街はすぐそこなのです。

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2016/10/14 22:30 低いトーンの時代

「俳優が売れるかどうかは声で決まる」
と言ったのは大島渚、ではなくてぼくでした。
それくらい俳優さんの声は大事。
しかし最近の傾向としては声のトーンが高くなっている。
男優さんが中性化しているせいもあるだろう。
映画でもドラマでも昔の俳優さんの声は低かった。
それがかっこよかった。
また時代がぐるっと回って
低いトーンの時代になる、といいな。
スポーツで言うと
なぜかサッカー選手には高いトーンが多い。
中田も本田もそう。
逆に野球は低いトーンが多かったが
長嶋さんは独特だった。
サッカーは元々は軟派なスポーツで
野球は硬派なスポーツだったから
サッカーの方が現代的なんだと思う。
実際、サッカー選手は坊主じゃない場合もあったし
野球は旧日本帝国海軍みたいな雰囲気の部活だった。

ぼくは中学のころ、卓球部で
上下関係が無いに等しくて助かったが
隣の部室の野球部は戦前の世界のようだった。
部室はプレハブで薄いベニヤ板二枚で仕切られていて
誰かがあばれるたびに穴が空いてしまっていたから
怖いもの見たさで隣の野球部の部室を覗いたものだ。
バットで後輩の尻を叩いたり
先輩の前で裸にされたり
ここには書けないくらい
それはそれはひどかった。
いま話題になっている広告代理店の異常な残業やパワハラの問題も
日本人に残っているそういう戦前の感覚なんだろうと思っている。

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2016/10/13 22:30 カラスウリの夕方

まだカラスウリの花が咲こうとしてた。
夕方だったから
これから触手?を伸ばそうという勢い。

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2016/10/12 22:30 BBC Radio 2

事務所ではラジオを聞くことが多い。
最近は世界のラジオをネットを通して聞けるから楽しい。
アフリカ、ヨーロッパなど
とにかくたくさんあって
何百なのか何千なのか、さっぱり分からないくらい。
このところのお気に入りは
BBC Radio 2
http://www.bbc.co.uk/radio2
BBC Radioは1〜4まであって(他にもいろいろある)
1は若者向け、2は少し年齢層が上がって、
3はクラシック中心、4はトークやドラマ、人の声がメイン。
BBCは何がいいって、人の声。
ハーベスとかロジャースという有名なオーディオメーカーに
専用のスピーカーを作らせていたくらいで
とにかく人の声の響きにこだわりがあるようだ。

ネットラジオだから
もちろんパソコンにスピーカーをつないでもいい音で聞けるのだが
うちのCDプレーヤーは新しいのでLAN接続できるのだった。
ためしに聞いてみたらパソコン接続よりいい音だった。
しかも60年代、西ドイツのテレフンケンというメーカーの
ラジオスピーカーとなぜか相性がいい。
もともとラジオを聞くためのスピーカーだからなのか
たまたまなのかは分からない。
このスピーカーは低音があまり出ないのだが
それも気にならない。
最新のキャノンのカメラに西ドイツのツァイスのレンズをつけてると
いい写真が撮れるのと一緒で
新旧混ぜたらいいこともあるのだな。
方向は違うけれど
オーディオと写真は近い部分もあるのかも。
カメラがアンプで、スピーカーがレンズって感じ。
FMよりずっといい音で聞きたいって人には
LINNというイギリスのオーディオメーカーがやっている
LINN Radioがおすすめ。
ちょっと渋いけど、夜中のBGMにはよい。
http://radio.linnrecords.com/index2.html

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2016/10/11 22:30 やよいユンボ

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2016/10/10 22:30 田んぼのない田園都市

帰りの田園都市線で、
この沿線はどちらかというと山ばかりで
果樹園や畑はあるけれど
田園なんてほとんどないのに
なんで田園都市線って名前にしたんだろうなんて
どうでもいい事を考えつつ、
iPhoneからたまたま流れてきた
マーラーの10番とか聞きながら
電車の車内に無限に続く人々を見ていると
銀河鉄道みたいにこのまま天に登っていくんじゃないかと
ついつい思ってしまうくらい
音楽は映像の意味を変えてしまうので
その時、眼下には
月が写った田んぼが見えるに違いないのだ。

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2016/10/9 22:30 夏目漱石の妻

夏目漱石の妻っていうドラマを観た。
このドラマは漱石の狂気的な部分を描いていて
ちょっと抵抗ある人もあるかもしれないけれど
後に弟子となる内田百フにも通じる漱石の狂気は
日本文学の狂気にもつながっていく部分なので
描かないわけにもいかないのだ。
土曜日は漱石の育ての親との話。
育ての親を竹中直人が演じている。
いつもはマンガみたいな演技なので
どうなのかと思ってみていたら
今回に限っては当たり役だった。
明治時代の男性独特の雰囲気がよくでていて
正直怖かった。
怖かったと同時に
小学校の頃、じいちゃんと一緒にいた時に
近所から集まってくるじいさん達を思い出した。
明治生まれの人たちは今の人と雰囲気が違う。
人の生き死にを間近で見てきた強さがある。
それと同時に明るいカラッとした笑顔もあって
愛嬌があって、悲しそうなのにパワフルなのだ。

来週の予告では
小鳥の映像がちょっと出ていた。
ということは多分、短編小説にもなっている
「文鳥」が登場するのかも。
てことは
その鳥を持ってくる内田百フも出て来るかもしれない。
内田百フファンは必見!
となるといいなあ。

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2016/10/8 22:30 にっぽん文楽2016

今年のにっぽん文楽は浅草浅草寺。
二千円ぽっきりで
持ち込みオッケーなので
お弁当でもつつきながら
ビール片手にいかがでしょうか?
15から18日。
場所は平成中村座と同じです。
ぜひ!
http://www.nipponbunraku.com/performance/performance03.html

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2016/10/7 26:30 話をすると腹がへる

今日は一日外出していて
夜中に事務所に戻って
久々に会った人と3〜4時間、話をした。
うちに来る人は長話が普通で
仕事の打ち合わせに来た方も
最初の15分くらいで用件は済んで
あと2時間くらい話をすることが多い。
でも今日は夜の12時まで話をしたので
ちょっと珍しいパターン。
時計を見なかったら終電に遅れるところだった。
なぜかお腹がすいたので
帰りにラーメンとか食べそうになったけれど
そこはもう大人になったのだから我慢我慢。
買い食いもせずにとぼとぼと夜道を帰って来た。
えらいなあ、成長したなあ。

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2016/10/6 25:30 小さなお父さん

この時期のジョロウグモさん家には
たいてい小さなお父さんが一緒にいる。
大きなお母さんから少し離れて
隙あらば交尾しようと狙っている。
もし失敗したら食べられるから命がけなのだ。
この時期の人間の小さいお父さんは
ホモサピエンスでよかったなあと思うのだ。

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2016/10/5 25:30 ハードデイズナイト

ビートルズを聞きはじめて
かれこれ40年以上になる。
最初はたしか小学校の6年のころ、
兄貴にもらったカセットテープだった。
その後、レコードを経てCDになって、
また最近はレコードに戻って
友達がカセットで聞いているのがちょっとうらやましかったり。
これだけ聞いたのに何でまだ聞けるんだろうと思うに
やはり曲が素晴らしいから。
普通だったらピンでスターになるような人が4人も集まって
普通だったらはっぴいえんどみたいに2・3年で解散するのに
そうならないまま10年も化学反応を続けて
奇跡のような名曲ばかり残したバンドなのだ。
ビートルズを前期と後期に分けるとしたら
どちらかというと後期が好きなので
前期を中心として描いた今回の映画は
とりあえず見ておくかという感じだったのだが
甘かった。
ハンブルグなどでの下積みを過ごしたビートルズの4人の
初期の演奏のパワーはやはりすごい。
こんな勢いのあるバンドは他に見た事無い。
社会現象になるのも今となっては当たり前のように見える。
それだけでなくて
映画の後におまけのように上映される
シェアスタジアムのライブが最近流行の4Kデジタルリマスター。
フィルムの質感とか増感現像された荒い粒子とか
とにかく素晴らしい。
デジタルリマスターといえば
今年の暮れには黒沢の「七人の侍」とか、
ユーリ・ノルシュテンの「霧の中のハリネズミ」などが
映画館で上映される予定なので、そちらも必見。
一つだけ残念だったのは
有楽町のビックカメラの上にある角川シネマの空気。
空調の不備なのか、悪い霊でもいるのか、
座っているだけで気持ちが悪くなる臭いと気配。
他の映画館で観ることをおすすめします。
写真は青いリンゴの代わりに、リンゴの王様「紅玉」。

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2016/10/4 25:30 今日のアスファルトカッター

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2016/10/3 25:30 窓の外の一本道

事務所の窓の外に茂ったアイビーを
イモムシが齧って綱渡り。
一本だけでは足りなかったらしく
二本も裸にしてどこかに行ってしまった。
もう蛹になったかな。

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2016/10/2 25:30 迷走瞑想

ためしてガッテンがいつの間にか
ガッテンって番組になっていて
瞑想を特集していた。
ぼくは若いころから瞑想の真似というか
自己流でやってきたけれど
若い頃は瞑想なんて言ったら
もの好きな一部の人を除いて、怪訝そうな顔をされる事が多いから
あまり話題にもならなかった。
それがガッテンみたいな番組にも取り上げられるとは
時代も変わったもんだ。

大学のころ、暇だったから宗教とか生物学とか民俗学とかの本を呼んでいて
チベット密教に凝っていた時期があった。
瞑想中に頭の上から水が一滴ずつ天に登って行くというイメージで
訓練するって話があって
真似をしていたらばさあ大変。
僕の意識がその一滴と共にすぽんと抜けて
天井のあたりから自分を見下ろしていた。
「変な顔」とひとり言をつぶやいて
そのまま天井を抜け
ちょうど家の断面図を見る様に屋根裏を抜けて
そのまま屋根も超えて
外に出て近所の風景を見たもんだから
怖くなって戻ろうと思った瞬間に
またすぽんと自分に帰った。
ま、そんな体験はしなくてもいいわけだが
最近の科学では瞑想が人にいい影響を与えるのは
少しずつ分かってきたりして
半ば常識のようになって来た。
瞑想(マインドフルネス)を続けた人の海馬(記憶の中枢)が
回復したり増えたりなんて報告もあって
瞑想はやらないと損ですよって感じ。
やり方は超簡単。
椅子でも床でもよくて
背筋をまっすっぐにして(天から頭を糸で引っ張る感じ)
頭を少しまえに傾けて(あごをひいてもよい)
口は閉じて、上あごにくっつけて
できるだけ楽な姿勢に。
後は呼吸だけに意識を持っていく。
空気が鼻に入って喉を通り胸に入っていく、お腹がふくれる。
空気が喉を通って鼻から外に出て行く。
その感覚だけに集中して3〜10分。
僕独自の方法としては
好きな仏像の形を真似るのがおすすめ。
百済観音でも何でもいいから
仏像の形を真似してみると気持ちいい。
仏像というものは元々そういうためのものではないかと
思っているくらい。
一度お試しあれ!

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2016/10/1 25:30 十月の確か

もう10月。
今年もたいした事しないまま終わってしまいそうで
いやまいった困った。
って
困ってはいないわけであるし
もう年だから時間の速さにも
大分なれてきているけれど
まあそれでもやはり速い(どっちだよ)。
困ってはいないけれども
まいったのは確かだ。
まいったからって
だからどうだって話なわけなことも確かだ。
しかし何が確かなのか
ますますよく分からなくなってきたのも確かだ。

確かだって言っておけばいいのは確かだ。

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